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2014年2月18日火曜日

「ひとり言」再開(ソチ五輪)

しばらく放置が続いていた「ひとり言」ですが、保護者の方々からの要望もあり、継続的な更新を目指しつつ再開します。
これまでは、試合ごとに感じたことなどを綴っていたのですが、これからは試合がなくても更新していこうと思います。
まずは、開催中のソチ五輪からネタを拾っていこうと思います。


男子選手がみんなナヨッとして見えてしまうフィギュアですが、羽生結弦のインタビューをテレビで観て、やはりトップアスリートになるような人達は強いメンタルを持っているのだなぁと思いました。

ご存じの通り、フィギュアでは自分の演技が終わっても、順位は決定しません。
その後の選手の結果で自分の順位が変わります。
しかも、下がることはあっても上がることはありません。
自分の演技後、後ろに控えている選手達の演技をどのような気持ちで観るのか?

羽生結弦に、その後に演技をしたパトリック・チャンの名をあげ「他人のミスは求めないもの?」と質問しました。
羽生結弦の答えは「僕はあの時応援していました、パトリックを。それが僕のためになると思った。僕がこの演技で勝てたとしても多分悔しい思いをすると思うから、パトリック選手の最高の演技が見たいって思いました」でした。

スポーツには勝敗がつきものです。
フィギュアのように順位をつけられるスポーツもあります。
他人のミスを期待して自分の順位が上がることを期待するのではなく、自分自身をより高いレベルに持って行くことを考えていたのです。
今回の金メダルを「今シーズンで割と悪いほうの演技だったので“どうしてこんな事(金メダル)になったの?”って母親と話していた」とも言っていました。

失礼ながら、あの外見からは想像できない、この19歳の選手のメンタルの強さ、フィギュアへの拘りには、正直驚きました。
まだ19歳という事を考えると、末恐ろしいというか、どんな選手になるのか楽しみです。

選手としての成長に欠かせないのは、自分自身をしっかりと見つめ分析すること。
そして、自分の理想のプレー(演技)をしっかりと持つこと。
理想のプレーというモノは、常に出せるモノではありません。
しかし、そこに近づくための努力を妥協なく続けること、挫折してもあきらめずにもがき続けることが大切なのです。

試行錯誤を繰り返し、少しでも質の良いモノを積み重ねていくという地道な作業の繰り返しこそ、成功への近道です。
というか、それしか(本当の意味での)成功への道はないと思います。

どうしても周りの選手と比較をして「自分には才能がない」とか「オレはアイツよりも上手い」と考えてしまいがちです。
それを理由にして諦めたり、優越感に浸るのは簡単です。
でも、それでは成長は望めません。
そして、その様なメンタルの持ち主は、他の競技や多方面でも同じ事を繰り返してしまうのではないでしょうか?

「ヘタでもイイじゃないか!」大切なのは他人との比較ではないのです。
今現在の実力は問題ではありません。

つばさの子ども達には、自分の立てた目標に向かって、少しずつ、確実に突き進むようになって欲しいモノです。

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