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2009年4月25日土曜日

武器はFKです!

ネットで以下のようなニュースを発見してしまいました。
http://news.livedoor.com/article/detail/4094697/

サッカー日本代表の岡田武史監督(52)が3日、都内でスタッフ会議を開き、4大会連続のW杯出場をかける6月のW杯アジア最終予選3連戦へ、“セットプレー依存症”への不安を一蹴した。セットプレーによる得点が多い現状を問われ、「ゴールが取れれば、流れからでもFKでもいい」と自信をみなぎらせた。セルティックMF中村俊輔(30)、G大阪MF遠藤保仁(29)ら優秀なキッカーを武器に、W杯出場をつかむ覚悟を見せた。
◇  ◇
FKで、目標の“世界4強”に駆け上がる。W杯出場へ“王手”をかけた岡田監督が、セットプレー頼みの状況にOKを出した。「大事なのは、いかに攻めてFKをとるか。全体としてどんなサッカーをしているかが大事。満足している」。1-0で勝った3月28日のバーレーン戦の反省を中心にしたスタッフ会議後、報道陣から流れからの得点が少ないことを問われて反論した。
バーレーン戦は、中村俊のFKで競り勝った。もっとも、流れからの得点のなさ、決定力不足が課題として残った。岡田監督は「最終予選で、流れからぼこぼことゴールできるなんてあり得ない。韓国もオーストラリアも、(勝った1日の試合は)FKとかPK、セットプレーからでしょ?」と主張。口調は“これでいいのだ”と言わんばかりだった。
岡田ジャパンがW杯アジア予選11試合で奪った20点のうち、11点がPKを含めたセットプレー絡み。一般的に、セットプレーからの得点は4割と言われている。中村俊、遠藤ら左右の好キッカーをそろえており、結果的にストライカー不在を埋めている。
岡田監督はバーレーン戦後、「日本人はゴールを奪うタレントに欠けるかもしれないが、それは技術委員会が考えること。僕らは、“じゃあどうする?”というところから始まっている」と語ったように、まずは持ち合わせている武器を磨く。点取り屋がいないなら、セットプレーで世界を驚かせばいい。

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セットプレーでの得点もサッカーのゴールのひとつです。
そして、フリーキックを決めることの出来る選手は「特別」な存在でもあります。
自分も高校生の頃、韓国戦での木村和司のフリーキックに歓喜したものです。
グランドに出たら、空いている時間を見つけて「曲げて、落とす」キックを練習したものです。
そう、フリーキックからのゴールは美しいと自分は考えています。
しかし……しかしです。
フリーキックやコーナーキックは、ボールが静止している状態でキッカーに対してのプレッシャーはゼロに近い状態です。
サッカーにおいて、もっともサッカーらしくない瞬間でもあります。
つまりです、フリーキックでのゴールでゲームをモノにする事しか考えないようなチームは、もうサッカーを楽しんでいないと思うのです。
常に状況が動く中でプレーするのがサッカーの魅力なのだと思うのですが…
代表チームは、その国のサッカーを表現している「集大成」という意味でも「代表」であるはずです。
「内容なんかどうでも良いんだよ、勝てばオッケー!」これが今の日本のサッカーが目指すモノなんでしょうか?
百歩譲って、次から次へとワールドクラスの選手が湧き出てくるような環境であるのならば、そんな考え方もあるかと思います。(イタリアなんかはこんな感じでしょうか?)
しかし、あの王国ブラジルでさえも、アメリカW杯で優勝したチームに対して国民は「史上もっとも退屈なチームだった」と酷評したといいます。
ブラジルの人達は心からサッカーを愛しているのでしょう。
「大事なのは、いかに攻めてFKをとるか。全体としてどんなサッカーをしているかが大事。満足している」という岡ちゃん発言は、何を言おうとしているのか分かりませんので、マスコミの悪意で操作(テキトーに一部を抜粋?)された記事なのかもしれません。
しかし、この岡ちゃんの発言(記事)には正直ガッカリです。
日本人が流れの中からゴールを奪えるワケないじゃん!
なるべくゴールの近くでファールを貰うためにはどうすればいいかを考えましょうという事かい?
本気でワールドカップベスト4なんて考えているんでしょうか?
確かに世界を驚かせるチームになると思いますが…
アメリカンフットボールならぬ、ジャパニーズフットボール(セットプレーだけで得点を競い合う)というスポーツを提唱してはいかがでしょうか?

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