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2008年5月6日火曜日

中野区春季大会・6年生

最近(というか、前からですが)ファイティングスピリッツを見せることを要求されることの多い6年生。
こればっかりは、元々の性格も関係してくるので、そう簡単にはいきません。
自分もどちらかというと穏健派なので、出来れば争いは避けて通りたいと常々感じています。
でも、サッカーにおいては、負けたくないのです。
乱闘はしたくないけど、ボールの奪い合いでは負けたくありません。
それは、自分なりのサッカーに対するプライドが、そうさせているのだと思います。

自分は無名チームの無名選手で終わりました。
大会でたいした成績も残さなかったし、選抜(当時は『トレセン』制度はありませんでした)に選ばれたこともありません。
また、特別上手い選手だとも思いません。
でも、何故だか(ちっぽけなものですが)プライドはあったような気がします。
自分のミスから点を取られてしまったり、キレイに抜かれたときなどは、腹がたって仕方がありませんでした。
逆に自分の出来が最高に近いとき(滅多にありませんが)は、たとえチームが負けても清々しい気分になれたものです。
たいして上手くもなく、大抵のことは許してしまう懐の深さ(?)を持った穏健派の自分ですが、そこまでにサッカーで積み重ねてきたモノが「プライド」として形を変えているのではないかと思います。
それなりにサッカーを一生懸命やってきたのであれば、やはり、そのサッカーでやられてしまうのはガマンが出来ないはずです。
ましてや、サッカーが好きであれば尚更なのではないでしょうか?
つまり、試合での気持ちというものは、これまでの目に見えない積み重ねが出てくると自分は考えるのです。
という自分の仮説が正しいとすると…
6年生は卒業までには闘う集団にはならないかもしれません。
それも仕方がないことなのでしょう。
いや、でも待て!
それでも自分は言い続けます。
「サッカーは格闘技だ」「球際で負けんじゃない」「根性見せんかい」と。
メンタルは絶対に必要なことだから。
中学、高校でその言葉を思い出すように。
さて、試合以外の話しが多くなってしまいました…
この日はメンタル面以外に目立つことがありました。
それは、だいぶボールを落ち着かせることが出来るようになってきたことです。
8人制(フィールドは7人)の導入で、時間的・空間的な余裕がうまれたことも関係しているのかもしれませんが、ほとんどの選手がボールをしっかりコントロールして、周囲を見てプレーを選択していました。
ようやくサッカーらしくなってきたというところでしょうか。
もちろん、細かいところ見れば注文は沢山あります。
でも、ベースとなる部分は固まってきたと感じました。
後はこれをもっと質の高いモノにしなければいけませんが…
しかし、当然ながら課題もありました。
ボールが落ち着くようになったためか、周囲の選手のパスを受ける意識の低さが非常に目につくのです。
ボールを持っていないときの意識がもっと高くなれば、よりレベルの高いサッカーが出来るようになります。
そうすれば、サッカーがもっともっと楽しくなるはずで、そのようなサッカーをプレーし続けることが「プライド」を持つことになるのではないか…と期待します。
名言集・その2
ヨハン・クライフ
「サッカー選手にとって最も重要なものは、トラップとポジショニングさ。この2つが完璧ならば何だって出来るさ。」
ボールを持っていないときにサッカーをしよう!

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