ページビューの合計

2008年4月29日火曜日

中野区春季大会・4年生

火曜日の試合連絡を日曜の夜10時に流す。
明日(月曜)の正午までに出欠連絡を下さいね、と。
ちょっとばかし、大人の事情というヤツが絡んでいたのですが…
フタを開けてみれば、あらビックリの29名中、欠席3名のみ!
恐るべし4年生!

4年生になって初!というか、3年生の秋には公式戦がなかったので、本当に久しぶりの公式戦。
別に、公式戦だから練習試合と違うということはないのですが…
さて、中野区の4年生大会は8人制です。
サッカーは11人でやるものだと思っている方が多いと思いますが、それは大人の話しです。
最近になって、ようやく日本協会も小学生期には少人数制の試合を推奨しはじめました。
人数を減らすことによって、ボールタッチの回数が増えるとかという事が言われていますし、日本協会もそれをデータとして公表したりしています。
でも、そのようにデータとして表に出てこない部分に、少人数制の良さは沢山あると思っています。
実際にボールにタッチしなくても、ボールに関係する時間が多くなる。(サボれなくなる?)
ポジションが流動的になり(ならざるを得ない)そこに選手自身による判断(攻撃参加?ディフェンスに戻る?など)が伴ってくる。
(グランドの広さにもよりますが)時間的・空間的な余裕が出来、判断の伴ったプレーが増える。
…等々です。
この辺の話しを書き出すと、スペースがいくらあっても足りませんので、この辺にしておきますが、8人制とはいえ立派なサッカーであり、それは子ども達のための移行であるということを頭の隅にでも入れおいていただければと思います。
さて、試合の方は0-5で負けました。
前半は、お互いにチャンスを作り、相手の鷺宮はそれをキッチリと決め、うちはキッチリと外したという、いつも通り(?)の展開でした。
そして0-2で迎えたハーフタイムには、「チャンスをしっかり決めているかどうかの差だけだ!」と子ども達のケツを叩きました。
しかしながら、後半は鷺宮の怒濤の攻撃を受け、こんどは逆に相手のシュートミスに助けられたり、キーパー裕次郎のファインセーブに助けられたりして、何とか3失点で凌いだという展開でした。
メンバー総入れ替えというのも影響したかもしれません…
この試合で感じた課題は2つ。
1つはディフェンス意識の低さ。
基本的に、この学年はイケイケで良いと思いますが…
「ボールを奪い取る!」「ドリブル?シュート?そんなモノさせるか!」という意識がもう少し欲しいところです。
また、ボールばかりを見てしまって、危険な相手選手やスペースを意識することがほとんどありませんでした。
これはボールウオッチャーといって、サッカーでは「最悪」の代名詞のようになっていますが、大人でもそうなってしまうことは良くあります。
ですから、4年生になったばかりの子ども達にそれを要求するのは酷かと思いますが、徐々にプレー中に気にしなければいけないエリアを広げていくようにもっていかなければいけなでしょう。
もう1つは、ボールを奪われすぎという事です。
自分のボールを絶対に奪われないというのは不可能に近いのですが、自ら奪われにいっているようなプレーが目について仕方がありません。
相手選手に向かってドリブルで突進、相手に近い足でボールをコントロール(ボールをさらす)、スピードオーバーでコントロールできず自滅…などなど。
そろそろ「パス」を中心にサッカーをすることに考えをシフトさせていくと思いますが、ドリブルは絶対に外せない基本中の基本です。
相手のディフェンスを切り裂くような突破のドリブルではなく、取られないように逃げ回るドリブルや、飛び込んでくる相手をヒラリとかわすようなドリブルを何とか身に付けたいところです。
これは技術的な事というよりも「意識」の問題だとも思います。
イケイケサッカーではあっても、ボールを奪われるということは最大の恥であるという感覚を植え付けていかなければ…

2008年4月27日日曜日

全日本6ブロック予選・1回戦

低学年の練習を終えて、荒川の河川敷に到着したのはちょうどハーフタイムの時。
試合途中ということもあって、ベンチ反対側の応援席に移動する。
つばさの女王様こと4年生の女子が自分の顔を見るなり「ダメ!ボロボロ!」と、いきなりのダメ出し。
聞けば、既に0-4で負けているとの事。

前半で4失点とは…そんなにヒドイのか、それとも相手がスゴイのか?
なんてことを考えながら後半を見る事に。
う~ん、確かに相手チームはつばさよりも個々の選手の能力は高い。
当たりの強さ、バランス、俊敏性…これらの運動能力が高そうだなと感じさせる選手が多い。
結局、後半にも2失点をして、トータルで0-6でした。
さて、30日の練習の時に、子ども達にはこう言いました。
サッカーで0-6というのは、ハッキリ言って「ボロ負け」だ。
そこには明らかな力の差がある点差だ。
確かに、相手チームはつばさよりも能力の高い選手がたくさんいたから、勝つのは難しいかもしれない。
でも、6点も差をつけれらてしまうほどの差ではないはずだ。
最近の谷戸でのゲームを見て「だいぶ上手くなってきたなぁ」と思っていたほどだから。
その「本当の力の差以上に余計な失点」には技術・体力以外の要素が影響している。
チームとしての勝敗に対するこだわり→「勝ちたいなぁ…」ではなく「絶対勝つ!!!!」という気持ちで試合に入っているかどうか。
相手選手との1対1での「勝負」のこだわり。
ルーズボールを奪い取るという強い気持ち…などなど。
要は、技術・体力も大事だけど、気持ちの強さというものもゲームではとても大切で、それはゲーム展開だけでなく、点差にも表れるのだということ。
この学年の子ども達には、以前にも言いましたが「サッカーは格闘技」なのです。
自分はスポ根ものや熱血ドラマは好きな方ですが、根性論者ではありません。
でも、「気持ち」(それらしく言うと『メンタル』)は絶対に必要なことだと思います。
そしてもう1つ、簡単に言ってしまうとボールとの一体感が足りないと感じました。
ドリブルの時ばかりでなく、トラップ、キックのフォームを見ても、「コイツ、やるな!」と思わずニヤッとしてしまうようなオーラを発している選手は見あたりませんでした。
強いて言えば、カオルのダイレクトのインサイドに、かろうじてサッカー選手「らしさ」を見た気がします。
丁度というか、5・6年生は4月の頭から「キック・トラップ向上キャンペーン中」です。
メンタル面とともに、こちらの強化にも着手しなければなりません。
釜本の名言
「サッカーなんてね、たくさんボールを蹴ってりゃ上手くなるんですよ!今の選手達はボールを蹴らなさすぎる!見た目の派手なプレーばかりやりたがる!」
という事で…たくさんボールを蹴りましょう。