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2005年5月22日日曜日

中野区春季大会・2年生

公式戦デビューとなる2年生の初戦。
つばさの低学年は、例年だと「勝てない」チームです。
ポジションも決めない。
大きく蹴るとコーチに怒られる。
ドリブルをしようとしても、ダンゴ状態で上手く進めない。
そのうち、相手に大きなキックをされ、ボールが頭上を越えていき…
というのが、いつもの負けパターンです。

個人的には、2年生くらいであれば5人制くらいのミニサッカーがちょうど良いと思っていますが、一個人の考えで大会規定が変わるはずもありません。
(出来ればゴールキックも何とかして欲しいんだけど…相手のコーナーキックよりもピンチになるなんて…)
それでも、以前は2年生も11人制だったのが8人制に変わり、時間も短くなったので、今後に期待という所でしょうか。

さて、試合結果は2試合やって、1勝1分けでした。
なんと負けなし!
こう言ったら、子ども達に怒られそうですが、ある意味予想外の展開でした。
残りの2試合も、何とか良い結果を残して決勝トーナメントに進出し、1試合でも多く試合をさせてやりたいと思います。

この時期は、試合から何かを学ぶとか感じるとかという事よりも、「試合をする」という事自体が子ども達のモチベーションに影響すると思います。
試合をする中で、「楽しい!」「悔しい!」「上手くなりたい!」という気持ちを持ってくれるようになれば、2年生という年齢を考えれば、目的はほぼ達成したといっても良いくらいです。
あとは、ルールを覚えるという意味でも何試合か経験してくれれば助かるかなと…

試合での指示は、いつも通りです。
低学年には「頑張ってボールを追え!」「広い方へドリブル!」の2つです。
試合開始直後は、遠慮がちだった所があったものの、時間の経過と共に積極的なプレーが出てきました。
普段の「悪ガキ」ぶりを存分に発揮してくれたのではないでしょうか?
今後の快進撃に期待です!
(1勝したジェッツBが1年生チームだったという事は内緒です…)

2005年5月15日日曜日

中野区春季大会・5年生

ブロック大会で苦杯をなめたものの、次につながる期待を持たせるようなゲームをしてくれた5年生。
つばさを破ったリオが勝ち上がって、準優勝したのはちょっと救われた気がします。
そういえば…4年生のブロック大会で負けた向原シャークスも3位になっていたなぁ…
う~ん…我ながら、スゴイゴッドハンドぶりを発揮しているモノだと思わずにはいられませんでした。
今度は別の人に頼もうかなぁ…

さて、今日は中野区の春季大会です。
3つのグループリーグで1位になれば、決勝トーナメント進出です。
プラス1で、ワイルドカードでの進出もありますが、狙いはもちろんグループ1位通過です。
今日はジェッツ・しんやまBと2試合行います。

結果は…ジェッツに2-0勝ち。
しんやまBに1-0勝ちで、なんとか2勝し、勝ち点6をゲットしました。
勝敗結果に関しては、良かったと思います。
でも、内容は…

悪くはありませんでしたが、良かったという評価は出来ない中途半端な内容でした。
リオ戦でその大切さを十分に学んだと思われる「闘う姿勢」に関しては、試合を重ねていく度に「優しいプレー」へと戻っていきました。
確かに、初戦の立ち上がりは、相手ボールに対する寄せも速く、身体を使ってボールを奪い取るという事もしっかり意識したプレーがよく見られました。
それが徐々に、以前の5年生に戻っていってしまったのです。

前回の「ひとり言」でも書きましたが、常にあのような精神状態で闘うのは難しいという事は自分も承知しています。
でも、そこを保つようにしなければ、前回の敗戦は意味がなくなってしまうのです。
前回の敗戦で学んだ事は、「精神面の大切さ」と「技術面・戦術面での未熟さ」です。
それが時と共に薄れてしまうのであっては困るのです。
それでは、過去の経験は「成長の糧」ではなく、単なる「思い出」になってしまいます。
チームとして、選手個人として成長するためには「経験」から「学び」「成長する」事が必要不可欠です。
コーチである自分も含めて「チーム」として成長しなければいけないので、これは自分に対する戒めでもあるのですが、やはり「楽」をしていてはイイ思いは出来ません。
自分に対してどれだけ厳しくできるかどうかが、今後どれだけ成長出来るかどうかの鍵だと思います。

もう一つの技術面・戦術面に関しては、今までとそれほど変わらなかったのですが、ひとつだけ目を引くプレーがありました。
1試合目の後半にトップ下でプレーしていた大地にちょっとした変化が見られたのです。
いつもはボールを離すタイミングが遅く、足元でこねすぎる感が強かったのですが、この時は速いリズムでボールを配り、シュートチャンスを演出していました。
ドリブルで2~3人かわす事も「気持ちイイ」プレーなのですが、周りの選手にチャンスを与える事やゲームの流れを変えるようなプレーをする事に快感を覚えるようになってくれるとイイと思います。
そして、一瞬の隙を見て自分もドリブルで切り込んだりシュートを打つ…
そんなふうに、色々なプレーのイメージを持ってもらいたいモノです。

まぁ、3歩進んで2歩下がるという感じで成長していくのでしょう…
合い言葉は「自分に厳しく!」
う~ん…自分には縁遠い言葉だけど、子ども達には厳しく要求する事にしよう!

2005年5月8日日曜日

西が丘大会6ブロック予選

6ブロックの5年生大会は、いくつかの点で「特別」な大会だと位置づけています。
もちろん、1試合の出場選手が16名に制限されているため、通常の練習試合や区大会のように全員を出場させる事が出来ない(もしくは、あえて出場させない)という事もそうですが、それは、4年生のブロック大会も、6年生の大会でも同じです。
最も大きな点は、ここでベスト16に残らなければ、秋にあるニッサンカップの予選の出場権を得られないという事です。
結果は、残念ながら2回戦敗退で、ベスト32止まりでした。
これで5年生のブロック大会は終わりです。

しかし、この日の試合は久しぶりに熱くなる事の出来た試合でした。
それはベンチのコーチが熱くなって大声を出していたという事ではなく(そういう事でしたけど…)、5年生のプレーしている姿を見て熱いものがこみ上げてきたというか、そんな試合でした。

1試合目は7-1で大勝したものの、局面での個人能力の差でゴールを取れてしまったという感じのゲームでした。
それに対して、2試合目の相手は、個々の選手の能力も高く、前半はまさに防戦一方でした。
20分のうちのほとんどの時間をつばさ陣内で過ごす事となり、そんな中から1点を失いました。

たしかに、相手チームの選手達は技術が高いと思いました。
数名に囲まれても、ドリブルでその不利な局面を打開したり、ヨコや後ろへの「いなす」パスを出したりもします。
しかし、ドリブルでかわされるにしても、ボールを奪われるにしても、つばさの選手達のそれには、「おとなしさ」「優しさ」もっと言えば、「覇気のなさ」を感じてしまうような前半でした。

ハーフタイムの指示は簡単です。
「中盤でのルーズボールをしっかり拾え!」
「取ったボールをしっかりつなげ!」(草のグランドなので、強く蹴らないと止まってしまう)
「相手DFラインのウラへボールを出せ!」
こんなに簡単に要点だけを伝えたのではありませんでした。
しかも、3つのうちの最初の点にハーフタイムのほとんどの時間をつかい、「根性見せんか!コラァ!」で終始したのではないでしょうか。

そして、後半は一気につばさが試合の流れをつかむ事になりました。
相手ボールに対する寄せの速さと激しさは、前半とは比べものになりませんでした。
ルーズボールに対して自分の身体をねじ込みしっかりキープするという事も、ほぼ全員がきっちりとやっていました。
そして、今までならば追いかけるのをあきらめるような場面でも、必死に足を動かしてボールを追いかけていました。
この後半は、まさに全身全霊を掛けてという表現を使っても、褒めすぎとは言えないくらいに全てを出してサッカーをしていたと思います。

そんな中から大河がフリーで抜け出し、キーパーと1対1になり、落ち着いて(?)ゴールを決めました。
ベンチでガッツボーズを出したのは久しぶりでした。
子ども達の全力を出してプレーする姿を見て、こちらも熱くならない訳がありません。
ベンチからの指示も決してスマートなものではありませんでした。
「身体!ぶつけろ!」「負けんじゃねぇ!」といった感じで、まさに根性サッカーでした。

子ども達も非常に集中していましたが、試合終了2分前あたりから、徐々に「勢い」が衰えてきたのを感じました。
普段はやらないような「集中」したサッカーを長い時間続ける事が出来なかったという事でしょうか…
ボールをひろう、相手に攻撃をさせないという点で、主導権を握ってはいましたが、相手ゴール前でチャンスを作るという点に関して言えば、「ごめんなさい」と言わざる得ない流れだった事もあり、何とか残り時間を凌ぎきる事を考えてしまっていました。

そんなベンチの後ろ向きな姿勢がいけなかったのかもしれません。
ドーハの悲劇を思わせるような、一瞬のエアポケットから終了10秒前にゴールを奪われてしまいました。
そのボールをセンターサークルまで運んだ所で試合は終了…
勝たしてやりたかった…勝敗にはこだわらないと公言している自分の感じた、正直な気持ちでした。

とくに、子ども達はコーチの要求をほぼ完璧にこなしていたと思います。
むしろ、こちらの想像以上のパフォーマンスを見せてくれたのではないでしょうか。
この試合に対する「気持ち」「精神力」は相手を上回っていました。(特に後半)
それでも、負けてしまったのは「技術」「戦術」の部分で相手を上回る事が出来なかったからだと思います。
その「技術」「戦術」をもっと高いレベルに持っていけていなかった自分の力の無さが一層際だった感じがしました。

とはいっても、(自分の力の無さを棚に上げれば)サッカーにおいて「気持ち」「精神力」というものが、どれだけ大切かという事を肌で感じる事の出来た貴重な経験だったと思います。
また、その「気持ち」「精神力」だけでは勝てないという事も…
今回ほど、集中した試合を毎試合する事は難しい事かもしれません。
でも、その大切さが分かったはずですから、そんなに無様なゲームはなくなると思います。
今後は、「強い気持ち」の上に「技術」「戦術」を上乗せして、もっと良いチームを目指しましょう!

さて、つばさはサッカーの上手い子達の為だけのチームではありません。
今日、ほとんどの時間をベンチで過ごした選手達も、「気持ち」の上では同じレベルであって欲しいと思います。
15日には、区大会が2試合入る事が決定しました。
区大会では全員が出場します。
試合に出ると言う事の意味、責任を感じて、全員が「気持ち」を出し切るチームになりましょう。

2005年5月3日火曜日

全日本6ブロック予選・3回戦

初戦を1-0で辛くも勝ち上がった6年生。
次の相手は、5年生大会でPK負けした王五。
ココを勝ち上がれば、三菱養和と対戦する可能性もあるという事で、子ども達(それ以上に親たち?)のテンションも自然と上がります。

さて、ゲームの方は0-3の完敗でした。
まさに完敗という感じで、技術的にも精神的にも相手の方が上をいっていた試合でした。

まず、精神的な話しをすると、「身体」を張る選手が少ないのは、自分としてはどうも理解出来ません。
今では偉そうに「技術」や「駆け引き」を前面に押し出していますが、自分は元々「ファイター」でした。
器用なタイプでなかった自分は、スライディングをして身体を投げ出す事など当たり前だと思っていました。
当然、太もも(というかお尻の下)には、試合毎に「ハンバーグ」と呼ばれる大きな擦り傷ができ、その傷口からは得体の知れない液体が出てきて、毎朝パジャマを自分の身体と合体させるという事は、日常茶飯事でした。

華麗なフェイントを披露するのも、絶妙なタイミングでスルーボールを出すのも、必死になってボールを取りに来る相手をあざ笑うかのようにいなすボール回しをするのもサッカーなのですが、局面でのボールの奪い合いを制するのもサッカーだし、相手に自由にプレーをさせないように自分の身体をぶつけにいくのもサッカーなのです。

1点目の失点時に、ゴールをあげた選手は何故あんなに簡単にフリーで抜け出たのか?
ディフェンスラインを抜け出そうという選手に身体をぶつけたり、そのコースに自分の身体をねじ込もうとしなかったのか?
シュートの瞬間に後ろからでもスライディングを掛けようという選手はいなかったのは何故なのか?
2点目のミドルシュートの時、シューターにプレッシャーを掛けにいく選手が一人もいなかったのは何故なのか?
(3点目はほぼ全員がボールにつられて、後方のフリーの選手に決められた)

もちろん、このようなプレーからはファールが多く生まれてしまうかもしれません。
しかし、そうしない事で一番後悔するのは選手自身なのではないかと思うのです。
自分は狙ったファール(所謂プロフェッショナルファール)をした事がありませんし、させようなんて気も全くありません。
でも、何がなんでも「やらせないぞ!」というプレーが形として見れなかったのが残念です。
その気持ちが結果としてファールをとられ、相手にFKやPKを与えてしまったとしても、何もしないでゴールを割られるよりはそっちの方がまだマシだと思います。
今後は、練習中もガチンコの当たり合いをお互いにしていくような、たくましいチームになって欲しいモノです。

技術的な面では、全く何も出来ませんでした。
課題は、29日の「ひとり言」にも書いた事と全くダブります。
コントロールが全く出来ないため、そのちょっとこぼれたボールをことごとく前線に蹴り込まれていました。
「判断」や「球離れ」が遅いため、アッという間に囲まれてボールを奪われてしまっていました。

運動量のあるチームやプレッシャーの速いチームに対して、こちらも「速く」プレーする事を意識しすぎてはいけません。
むしろ、「ゆったり」とプレーする事でこちらのリズムに持ち込めるようになればしめたモノです。
とは言っても、そこには高い「意識」と「技術」を必要とします。
しかし、あきらめてはいけません。
そこを目指して、出来る限りの事をすべきです。

色々と辛口の事ばかりを書きましたが、これはコーチである自分に対する課題でもあります。
卒団時には、「イイチームになったなぁ!」と言われるようになろうではありませんか。
前進あるのみ!