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2004年11月14日日曜日

会長杯・4年生

20人という微妙な人数を抱えた4年生。
保護者会などで希望を聞いて、秋の大会は2チームエントリーという事になりました。
という事は、両チームとも11人には足りません。
そこで、3年生から助っ人登場となります。
最初は、コーチサイドから数名を指名して連れて行こうかとも思ったのですが、秋の大会は3年生は出ませんので、欲求不満をため込んでいる子がいる可能性もあると考え、「出たい!」と思っている子は全員連れて行くという事に決めました。
結果、9名が参加を表明。
ということで、初めての3・4年生の混成試合となりました。

AチームとBチーム、普段から同じ練習をしているはずなのですが、その試合内容は大きく異なりました。
対戦相手が違うので、全く同じになるわけはないのですが、こうもキレイに反対になるモンかと思ってしまいました。
Aチームは、ディフェンスに回った時に優しすぎる面が目立ち、「メンタル」面ではちょっと物足りない…
逆にBチームは、相手がクリアしようとしている所に身体を投げ出し、ボールを身体のどこかに当てて、簡単にロングボールを蹴らせない場面が非常に目立ちました。
それ以外の場面でも、「ボールを奪ってやる!」「攻撃させない!」という気持ちが良く表れていたと思います。
そして、攻撃の時には、Aチームが和人とモクチャンを中心に上手くサイドを変える様なボール回しができていたのに対し、Bチームの方はグランドを広く使う事ができませんでした。

試合の度に、課題が出てくる事はごく当然の事だと思います。
100点満点の試合なんてものは存在しないと思っています。
大切なのは、「早く改善できる事」をいつまでもそのままにしておかないという事だと思います。
ここで言うと「メンタル」面がそれに当たると思います。

もちろん、元々の性格やこれまで育ってきた生活環境などが、各選手の「メンタル」に与える影響は大きいと思いますし、そういった周囲を取り巻く環境や性格、人間性を簡単に変える事はできないと思っています。
では、なぜ「早く改善できる事」と言ったのか?

ものすごく大雑把な言い方をすれば、「走れ」ばイイのです。
相手ボールに対して、あと1歩近づく…
それは、リフティングの回数を増やす事よりも簡単だと思うのですが、いかがでしょうか?
もちろん、すでに限界近くまで走り回っているのであれば、もう1歩というのは、かなり大変な作業となるかもしれません。
でも、自分の目から見ると、あと4歩も5歩も近づく事ができると思うのです。
だからこそ、もっと「厳しく」「激しく」ボールを奪いに行く事は、「早く改善できる事」だと思うのです。

春の大会の決勝戦の時にも感じましたが、(というより、つばさではどの学年にも感じる)選手として伸びる為には必要不可欠な「メンタル」の強さに物足りなさを感じてしまうのです。
「気合いだけ」「根性だけ」の選手では困りますが、「気持ち」が入っていない選手は選手と呼びたくありません。
しばらくは、「メンタル」面を強調しつつ、ボールを持った時にはちょっと落ち着くという事が課題となりそうです。

ちょっと横道…

もう、かなり古い話題となりますが、「メンタル」に関連してオリンピック代表について…

さて、このアテネ組に対しては、あまり批判的な報道を目にしませんでした。
フル代表のジーコジャパンと比較すると、そこには天と地の差がある様に感じました。
でも、自分には、それが不思議でなりませんでした。
なぜなら、アテネ組のサッカーを見ても、全く心が動かされないのです。
むしろ、日の丸をつけて海外に出て行く事に恥ずかしささえ感じてしまうほどです。

なぜか?
それは、彼らを評価する時に決まって出てくる言葉があり、それ以外の言葉はほとんど聞かれなかったからだと思います。
その言葉とは「闘う姿勢」。

さんざん「メンタル」面の重要性を書いてきたのに、その「メンタル」面で評価されるアテネ組に好感を持てないのは何故か?
理由は簡単です。
「メンタル面の強さ」は選手として備えていなければならない必要最低限のモノだからです。

彼らは、すでにプロ契約している選手が大半です。
しかも、子どもではありません。
23歳以下なのです。
そして、なにより彼らは「日の丸」をつけてプレーする「代表」なのです。

それなのに、オリンピック直前に行われた韓国戦で、山本監督は「戦う姿勢が見られたので良かったです。」とコメントしていました。
自分はその時思ったのです、「今更そんな事を評価してどうすんの?」と。
そんなの当たり前でしょ?
どこの代表選手だって、そんなのは最低条件だろ?
そんな環境にこれから飛び込んで闘うのに…
それで、メダルを取るなんて本気で言ってんのか?
ホントに世界のサッカーを知ってんのか?

自分の感性が世間とズレ過ぎているのでしょうか?
でも、代表として活動するチームには、「戦う姿勢」は当たり前であって欲しいし、それにプラスして「スゴイ」何かを見せて欲しいと思うのです。

う~ん…
代表サポーターには袋だたきにされそうだなぁ。
ということで、まだまだ言いたい事はありますが、この辺で…

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