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2004年7月18日日曜日

中野区春季大会・4年生

昨日(7/20)も今日(7/21)も暑いけど、この日(7/18)も暑かった!
それでも、昨日・今日の様に40℃近くまで気温が上昇しなかったのは、せめてもの救いといったところでしょうか。
ていうか、そんな中でサッカーをしたら、冗談抜きに危険なんじゃないかと思える様な最近の暑さ(熱さ?)…
朝練を終え、試合までの間、サンデーサンで一息つき、休憩は十分!
と思ったのですが、会場の大和小に向かうまでの間で、太陽にやられ、熱さでグッタリしてしまいました。

会場に着くと、すでに白い軍団(この日は予め白のユニフォームでいくと決めていました)が目に入りました。
体育館前の、日陰が多いナイスなポジションをキープ(試合当番のお母さん方、ありがとうございます!)していた事もあってか(というよりも、いつも?)子ども達は、グッタリした様子もなく、あちこちで動き回っていました。

とはいっても、あまり早くアップを始めて、消耗させてしまっては何にもならないので、しばらくは放し飼い状態…
さすがの暑さに、こちらが何も言わなくても、子ども達も日陰を中心に過ごしていました。
同時に自分も再充電…
なぜなら、子ども達に「暑くても、勝ちたいのなら走らなければダメだ!」と言うのですから、スイッチを入れたら最後、試合が終わるまでは弱いところを見せられないのです。
弛緩する時は、十分にゆるめる…
ギリギリまで…

ということで、1つ前のゲームが始まったところで集合をかけて、試合前のミーティングを始めます。
1番強調した事は、精神的な面。
「今日は暑い!コーチもグッタリだ。でも、暑くても闘わなければならない。暑いなぁと思って試合にはいると、良い結果はついてこない。暑いという気持ちよりも、勝つという気持ちを強く持つ事!」というようなこと言いました。
そして、「でも、頭が痛くなったり、気持ち悪くなるかもしれないから、その時は頑張らないで、すぐにコーチに言う様に。そうでないなら、死にものぐるいで走れ!」と付け足しました。

サッカー面では、今まで通りの事。
・簡単にクリアさせない
・前線に残っている相手選手に気を配る
・広い方へボールを動かす
といった所でしょうか、一つ付け加えた事は、「ドリブルよりもパスの方がボールを大きく、そして早く動かせるから、パスを使える時にはパスを使おう!」と伝えました。

前半は、朝練に来ていた11名を送り出しました。
あまりの暑さに、朝練を休んで試合に備えるつもりでいた子(親?)もいるかもしれませんが、朝練に来た子を優先して出しました。(朝練に来たのも、ちょうど11人だったし…)
ベンチ周りには日陰は全くナシ…
ベンチスタートの子ども達をココに座らせて15分を過ごさせるほどの勇気は、自分にはありません。
少し離れたところに子ども達を移動させて自分はベンチに座りました。
サウナ!?と思う様な、何とも言えない不快感…
この中でサッカーをするのは、大変です…

さて、試合の方は、前半開始早々に決定的チャンスを迎えましたが、ゴールならず…
これを含めて、計3回ほどの決定的チャンスを逃し、無得点で終わります。
しかし、ゲーム内容は、ほとんど押し込まれている状態でした。
前半15分のうち、12~13分間は、つばさ陣内でサッカーをしていたのではないでしょうか?
理由は簡単、ゲーム前に伝えていた「簡単にクリアさせない」という事が出来ず、つばさが失ったボールは、簡単につばさゴール前に放り込まれてきたのでした。
最後の最後で何とか踏ん張ってゴールは割らせなかったものの、中盤のルーズボールもほとんど相手にとられてしまっていました。
こうなっては、サンドバック状態です。
相手の攻撃を、ひたすら受けるのみ…
後半の課題は、誰が見ても明らかでした。

ハーフタイムになり、子ども達がベンチに戻ってきます。
どの子にも、疲労の色が濃く現れています。
そう、別にサボっているわけではなく、子ども達も精一杯頑張っているのです。
しかし、あえてムチを打ちます。
簡単にクリアされている事と、中盤でのルーズボールが全く拾えていない事を伝えます。
そして、「あと1歩!今よりも、もうちょっと頑張って足を出せ!暑いのは分かるけど、勝ちたいのなら根性を出すしかない!」というようなことを言って、ベンチスタートのメンバーと入れ替えて、送り出しました。

そして、後半…
こちらの期待に応えてくれ、子ども達は体力を振り絞り、ボールを追いかけました。
クリアもされはしますが、少しでも間合いを詰めようとプレッシャーをかけ、大きなクリアにはなりませんでした。
また、中盤のルーズボールも拾える様になり、つばさの攻撃する時間が増えてきました。

攻撃時間が増えていく中で、つばさの4年生達は、たいして教えてもいないパスを使い、ボールをスペースへ逃がしながら攻撃を仕掛けます。
ビッグチャンスも何回もありました。
しかし、ゴールを割る事は出来ませんでした。
すでに予選リーグで本郷に負けているため、ワイルドカードでの決勝トーナメントを勝ち取るには、この試合で勝つ事が最低条件です。
できれば、大量得点を取って勝ちたいのですが、そんな事を言っている余裕はありません。
何とか1点を…

(シュートチャンス)「来たっ!!」…(外す)「あーっ!!」と頭を抱える事、数回…
試合時間も残り2分程となった時に、ゴール正面15m程の所で左サイドからグランダーのパスをフリーで受けたもくちゃんがしっかりとキーパーを見て、落ち着いてゴールを決めました。
そして、そのまま試合終了…
なんとか勝ち点3を獲得し、後は他のチームの結果待ちとなります。

とんでもない暑さの中、子ども達はよく頑張ったと思います。
たとえ、最後までゴールを奪えず、引き分けで終わったとしても、またカウンターで1点を失い、ゲームを落としたとしても、「良くやった!」と言ったと思います。
しかし、それでも1点を奪って「勝った」という事はチームにとって大きな財産になったのではないでしょうか。
例え、決勝トーナメント行きを逃したとしても…

7月21日現在、4年生の予選リーグは残り1試合。
GroupAのしんやまA─しんやまB。
しんやまBが5点差以上つけて勝つと、決勝トーナメントは消えてしまいます…

試合後、子ども達には「気持ち」の大切さを伝えました。
まず、「気持ち」。
その上に、技術や判断力をつける事。
「気持ち」さえあればという「根性論」や「精神論」は好きではありませんが、「気持ち」の入っていない選手は最低だと思っています。
高い技術と判断力を持つ闘う集団…そんなチームになって欲しいものです。

試合後のグランド整備(最終試合のチームがブラシ掛けをする)を、つばさのコーチ達(星山・鈴木・樋口・笹谷)が代わってやってくれていたことに気付いた4年生はいたでしょうか?
そういったことに、素直に感謝する気持ちを持って欲しいと感じると同時に、このような仕事を面倒くさがらずにやる様になって欲しいと思います。
どんな事(たとえばブラシ掛け)にも、手を抜こう、さぼろうとする選手は、このような暑さの中の試合では、間違いなく手を抜く選手になってしまうと思っています。
自分では、サッカーの時には精一杯やっているつもりでも、心の奥底でサボろうという意識が働くものだと…

「気持ち」「人間性」という土台をしっかりしたものにして、その上に「技術」「判断力」「体力」を積み重ねていきたいものです。(自分もです…ハイ)

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