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2004年6月27日日曜日

中野区春季大会・5年生

久しぶりに見る5年生の(というよりも、どの学年も雨続きで試合をしていない…)試合。
前回見たのは、5月23日の区大会でしたが、その時はAチームの後半だけ。
今日は、AB両チームとも、フルに観戦できます。
どう変わったか楽しみな所です…

さて、試合の感想をABに分けて書こうかとも思ったのですが、それほど違いはないのでまとめて書きたいと思います。
そう、そんなに違いはないのです。
Bチームは2勝、Aチームは2敗と戦績こそ大きな違いがありますが、試合内容はそんなに変わりません。
対戦相手との力関係がその戦績の差となっていると思われます。
Aチームは、リーグ予選の最終戦となる鷺宮戦で意地を見せたいところです。

試合を見て感じた事は2つ。
・サッカーの基本であるマークの付き方が分かっているのか、いないのか…出来ていない
・味方選手がボールを持った時にパスを受ける意識が低い(パスの出し手にも意図が感じられない)

まず、マークの付き方について。
これは、何度も説明していると思いますが、それが試合では出来ていない。
分かっているのに、「ちょっと位大丈夫でしょ!」とサボっているのか、試合になった途端に頭の中から飛んでしまっているのかは分かりません。
しかし、いくら「分かっている!」と言っても、実際に試合で出来ていなければ意味がありません。
単なるサッカーオタクになりたいだけならば、それで良いと思いますが、子ども達がなりたいのはサッカー選手。
頭で理解している事(しているのかなぁ?)は、プレーで表現できなければ困ります。

マークの付き方を復習しましょう。
・マークする相手と自ゴールの間に立つ
・相手との距離が近すぎると、簡単に入れ替わってしまう
・相手との距離が遠すぎると、簡単にボールを受けて前を向いてプレーされてしまう
ということで、相手選手のゴール側に立ち、その距離は自分と相手選手の能力(足の速さやボールコントロールのうまさなど)で調整する…これだけです。

重要なのは、相手が攻撃している時には、常にこのポジションを取っていなければいけないという事です。
もちろん、ボールがどこにあるのか、常にボールを視野に入れていなければいけません。
でも、ウマイといわれる選手は、そのボールに目をやった一瞬で視界から隠れてしまうのです。(よく、消える動きといわれる)
だから、出来るだけボールと相手の両方を自分の視野に入れておけるような身体の向きをとるという工夫も必要になります。

そして、もう一つ重要な事は、お互いにマークの確認をし合うという事です。
「オレが10番につくから、ホシンは5番をマーク!」とか、背番号が見えなくても「ヒグチ、そいつについて!マサシはそっちね!」といった指示をコーチからではなく、選手同士で出来るようになりたいものです。

守備時の注意事項は、もっとありますが、一番基本的な「マーク」につくためのポジショニングを理解する事と、それを試合で実行できるようになれば、守備の安定度はグッと増すと思います。

もう一つの課題、ボールを受ける意識について…
というよりも、パスでサッカーを組み立てるという意識が、まだまだ薄いという事と経験が少ない事もあって、ボール保持者の思いつきのパスという感が非常に強いです。
チーム全員が、ある程度のイメージを共有できるようになれば、自然と改善されてくるとは思いますが…
まずは、パスでボールを動かすという意識をもっと強くしたいと思います。

また、今日の水曜練習では、ある程度の基本的な事項を確認させました。
タテ方向が最優先(ゴール→トップ→トップ下…)で、タテ方向へのプレーが出来なければサイドを変える。
極々、当たり前の事なのですが、ボール保持者とパスを受ける選手が同じ意識を持っている事が大切だと思います。
また、そのためのポジショニングというものが良いサッカーが出来るかどうかのキモだとも思います。
その辺は、トレーニングを重ねていく事でしか成長は無いと思います。

ボールを持っていない時こそ、良い選手とそうでない選手との差が出る。
今は、低学年のサッカーから脱皮しかけている状態です。
あせらず、一つひとつの事を、確実にモノにしていきましょう。
もちろん、平行して技術練習も忘れずに…

※参考
釜本談
サッカーが上手くなるコツ?
そんなの簡単ですよ。
毎日、たくさんボールを蹴りゃ良いんですよ。
狙ったところに正確にボールを蹴れる、これが大事です。
ボクなんかは、毎日何時間もボールを蹴ってばっかりいましたよ。
だけど、今の選手達は、その基礎練習の反復をしない。
戦術だかなんだかしらないけど、ボールが蹴れなきゃサッカーなんて出来る訳ナイでしょ!
ピタッと止めて、ピシッと蹴る。
これが出来なきゃ話しにならんでしょ!

ヨハン・クライフ談
サッカー選手にとって、最も重要なのはポジショニングとトラップだ。
それは、今も昔も変わらない。
現在のサッカーは、戦術的に変化して、レベルが上がっているように思われているが、戦術にごまかされて、選手達のポジショニングとトラップのレベルは逆に低下している。

ピタッと止めて、ピシッと蹴る。
そして、常にポジショニングに気をつける…
さぁ、これで君もワールドクラスの仲間入り!

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