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2003年11月3日月曜日

会長杯・2年生

秋の大会から2チームエントリーとなった2年生。
試合をする時間が増える事を狙ったのですが…結局、試合時間だけを見ると春の大会とあまり変わらないという事になってしまいました。

2日にBチーム、3日にAチームの試合が入っていたので、まとめて書こうと思います。
結果を先に言うと、Bチームは明愛に3対5で負け。
Aチームは、鷺宮Aに2対1で勝った後、わかみやに1対7で負けました。

Aチーム、Bチームともに試合前の指示やハーフタイムの指示は同じでした。
「何がなんでもボールに食らいついていく事!」
たとえ、味方同士がぶつかるような事になっても、「自分がボールを奪うんだ!」「オレがドリブルするんだ!」という気持ちで「闘う」事が大切だと言いました。
もちろん、ドリブルはスペース(『空いている方へ』と子ども達には言っている)を上手く使うだとか、ゴールキックはペナルティエリアのギリギリでボールを拾うというような事も言いましたが、闘う姿勢を見せるという事を今大会のテーマと考えました。

その闘う姿勢ですが、100点満点とはいかないまでも、まぁ及第点を与える事の出来る内容だったと思います。
Bチームは、2点を先制された後、2ゴールをあげ同点に持ち込んだ時間もありました。
その後、さらに2点を奪われるのですが、そこからまた1点を取り返しました。
終了間際に更に1ゴールを奪われ力尽きましたが、最後までよく闘ったと思います。

Aチームも、1試合目の鷺宮戦では先制点をゆるしてしまいましたが、1点を返した後もねばり強いゲームをして、ロスタイムに1点を奪い見事に逆転で勝利を収めました。
2試合目は、点差こそ1対7と開いてしまいましたが、子ども達は最後まで必死にボールを追いかけていました。

「パス」という戦い方を身に付けていない2年生にとって、攻撃時にドリブルだけで相手を「くずす」という事は非常に難しいのです。
1人のドリブルだけでシュートまで持ち込むのは不可能に近く、そんな事が出来るなら…天才といわせてもらいましょう。
「大きく蹴る」ことを良しとしない、つばさの戦い方では尚更です。
では、どうすればよいのでしょうか?
ドリブルで持ち込む、取られたらそこですぐに(ドリブルしていた選手とは別の選手でも良い)取り返す、そしてまたドリブルで持ち込む…
この繰り返ししかありません。

自分たちの攻撃が途切れた時は、フッと集中が切れるものですが、そこですぐにボールを奪う態勢をとれるかどうかが(低学年の試合に限らず)重要だと思います。
だからこそ、「最後までボールに食らいつく」ことが必要であり、「闘う姿勢を見せる」ことが大切なのです。

奪われたボールをすぐに奪い返すという事に関していえば、もうちょっとだったと思います。
しかし、最後までゲームを投げずに頑張った姿勢は見事でした。
ということで、100点満点ではありませんでしたが、及第点をあげる事のできるゲームだったと思います。

技術的な部分に目を向けると、明愛やわかみやの上手な選手達とつばさの選手達の大きな違いは、ボールを持った時の姿勢でしょうか。
つばさの子達は、「必死」にドリブルをするという感じで、ボールをコントロールし切れていないような印象を受けます。
対して、明愛やわかみやのドリブルが上手な選手達は、軸がぶれないというような感じのドリブルが出来ます。
速さやパワーに頼らずに、相手に取られないようなドリブルをイメージ出来るようになれば良いのですが…

ここに書いた、精神的なテーマや技術的な課題は、低学年に限った話しではありません。
高学年になっても、また中学生になっても、高校生になっても必要な事だと思います。
というよりも、基本中の基本のような気がします。
「負けた」という結果に目を向ける事も大切な事ですが、このゲームを経験する事によって得る事の出来た「テーマ」「課題」に取り組み、今後に活かすという事も非常に大切な事だと思います。

目の前の勝利、1点にこだわる事で、バランスの崩れたドリブルをしてしまうのではなく、良いフォームでボールをコントロールしようではありませんか!
相手に取られても、すぐに取り返せば良いだけの事です。

目指すは、スピードだけで突破するのではなく、相手をヒラリとかわすドリブラー!
もちろん、相手ボールに対しては、「速く」「きびしく」「強く」奪いにいく!
そんな選手になって欲しいなぁ…(あ、コーチがそう育てるんだった!)

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