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2003年9月7日日曜日

ジュニア大会6ブロック予選・1回戦

8月末の合宿でポジションの役割を覚え、少しずつパスサッカーへ移行しつつある4年生…
また、今までは試合会場に来た子は全員が出場するという状態だったのが、今回はある程度人数を絞ってゲームを戦うという初めての経験…
今日のゲームは、非常に大きな意味を持ったゲームでありました。

まず、試合に出れた子と出られなかった子がいた事について。
つばさでは公式戦、練習試合を問わず、基本的にその会場に来ている子どもを全員出場させています。
そこには、サッカーを好きになってもらいたいという思いがあるからです。

「好きこそものの上手なれ」
好きでもない事に打ち込むわけはありませんし、そうなると、もちろん上達もしません。
上手い、下手は別にして、まずサッカーを好きになる事。
これは、つばさの基本的な目標でもあります。

試合会場で、常にベンチにいるだけ…
これでは、サッカーが好きになるはずがありません。
技術的に未熟であっても、試合で少しでも(偶然でも)活躍する事を経験すれば、サッカーに対して前向きになるかもしれません。
もちろん、そう簡単にならない事の方が多いのですが、サッカー(の試合)をしないでサッカーを好きになる事は出来ないと思っています。

しかしながら、問題もあります。
このような環境は、思い切り「ぬるま湯」状態となり、練習しなくても、上手くならなくても、また通常練習に出なくても試合の時に会場に行けば出れるという状態を作ってしまいます。
これは非常にまずい事です。
自分の努力を認めてもらったり、努力の足りなさを痛感して悔しい思いをするという事は、子ども達の将来を考えると非常に大切な事だと思います。

したがって、年に数回のブロック大会の時には、ベストメンバーに近い状態で試合に臨み、「ぬるま湯」から一度出すのがつばさの長年のやり方でもあります。
今日のゲームでも試合に出れない子が何人かいました。
その子達に対して「かわいそう」と思うのは簡単な事ですが、逆に「お前達は、良い経験をした」という様なとらえ方をして欲しいと思います。
挫折を味わった人間の方が、強くなれるような気がするのですが、それは私だけでしょうか…

大切なのは物事を前向きに捉える事、「どうせボクは下手だから…」といじけているだけでは何も解決しません。
チャンスはいくらでも転がっているのです。
そのチャンスをつかみ取るために何が必要か、そういった事を考えられる年齢でもあると思います。

試合の方は、2-0で勝利。
個々の能力はつばさの選手達の方が高かったと思われます。
攻め込まれる場面も少なかったです。
それだけに、もう少し上手な試合運びをして欲しいような気がしました。

まだまだ、経験不足な面が目立ちます。
グランド全体を頭に入れてプレーする事までは要求しませんが、せめて自分の周囲の状況ぐらいは掴んでおきたいものです。
そして、どの様なプレーをすれば良いのか…
今は、ただ一生懸命プレーしているだけという感じですが、この辺が変わってくれば面白いゲームが出来そうです。

高学年によく言う「駆け引き」をそろそろ意識しだす子が出てくる事を期待しつつ、区大会プレーオフとジュニア大会を見守っていきましょう。

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