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2003年5月5日月曜日

西が丘大会6ブロック予選・1回戦

6年生の全日本に続き、今日は5年生のブロック大会です。
ゴールデンウィークは、毎年5・6年のブロック大会で消化されますので、4年生以下の保護者の方は、覚悟しておいて下さいね…(勝てば、試合が続きますよ!)

さて、この大会は2つの大会の予選になっています。
1つは、大会名にもなっている「西が丘大会」です。(この大会を『西が丘大会』といったり『5年生大会』と言っているのはこのため)
今回の大会で3位までに入れば、上の西が丘大会に行くのですが、これは文字通り西が丘で開かれる西が丘周辺のブロック(1ブロック・2ブロック・3ブロック・6ブロック)を勝ち抜いた代表で戦う大会です。
東京都大会とは違い、東京の全ブロックの代表が集まる訳ではないのですが、やはり各ブロックを勝ち抜いたチームが集まる為、レベルの高い大会となります。
ちなみに、昨年の5年生(今年の6年生)は6ブロック予選を準優勝して、西が丘大会に進みました。
西が丘大会では、予選リーグ1勝1敗で決勝トーナメントには進めませんでした。

もう1つの大会が、「ニッサンカップ」(同じく昨年の5年生が準優勝で都大会に出場)です。
6ブロックの場合は、春の5年生大会でベスト16に残ったチームのみで、「ニッサンカップ」本大会(都大会)に出場するチームを決定します。
したがって、春の大会でベスト16に残れなかった場合は、秋の6ブロック大会が無くなると言う事になります。
そう、今日の試合は、そのベスト16をかけた試合でもあり、結構(?)重要な意味を含んでいるのです。

会場は、6年生が苦戦した板橋荒川グランドです。
つばさの場合は、「丁寧に」トラップ!「丁寧に」パス!「丁寧に」シュート!と、ひとつひとつのプレーを「丁寧に」行う事を一番の目標としています。
そんな我々にとっては、このグランドは「良い」グランドとは言い難いのですが、4面も取れるグランドが区営であるという事だけでも、中野区で活動するチームとしては羨ましい限りです。(警察大学の跡地…どうなるのかな?人工芝のグランドなんて出来ないかな?)
6年生の場合は、そんなグランドだからこそボールコントロールに気を使って欲しかったという事を書きましたが、5年生の場合は、そこよりも別の課題が大きかったように思いました。

まずは、ボールを奪い取るという気持ちをもっとプレーで表さなければいけないということです。
これは、昨年の4年生の時から何度も言っている事ですが、今日の試合でも球際に弱いなぁ…と感じる事が何度もありました。
おとなしいというか、品が良すぎるというか…サッカーはボディコンタクトが許されている数少ないスポーツです。
その接触プレーを嫌がっていては、勝てる試合も落としてしまいます。
技術的に劣ったチームが、気持ちで勝つ事が多いのもまたサッカーです。
ワールドカップのブラジル対イングランドで、ケガが治った(?)ばかりのベッカムが接触プレーを避けて、ヒョイと跳び上がった所から、ブラジルに良い形でボールを奪われ、ゴールを許し、結局負けてしまったのを覚えているでしょうか?
サッカー選手は、グランドに立った以上は全力で戦わなければいけません。
まずは気持ちで負けない事!
技術的には、もっと身体を使う事!
相手とボールの間に自分の身体をねじ込む所から始めよう!(水曜日に練習するぞ!)

もうひとつは、圧倒的に走り負けているという事…
これは、先程の課題ともかぶるとは思いますが、「なぜ追わない?」という場面が結構ありました。
サッカーは陸上と違うので、長く走れば良い、速く走ればよいという訳ではありませんが、ある程度の走力は必要です。
気持ちを表すという事も含んでいますので、ここはみんなの頑張りに期待しましょう。
ちなみに、高島平はガンガン走ります…抜かれても、マークを離されても、追って追って追いまくれ!

最後は、プレーのイメージが乏しいという感じがしました。
ボールを持った選手が何をするか?
どうすればいいのか?
答えはありませんが、そこに狙いがあるのかどうか怪しいプレーが目立ちました。
「こういう時はこうする」「この時はこう」といった答えはありませんし、そんなモノがあったら、サッカーはものすごくつまらないモノになってしまうと思います。
そこを自分の力で、一瞬で判断するのがサッカーの面白さだと思っています。
アルゼンチンの指導者は「サッカーなんて教えられるモノじゃないよ!」と言っていたのをテレビで見た事があります。
また、元全日本(『全日本のサッカーはつまらないから呼ばれても行かない!』と代表入りを拒否した事もある)の戸塚哲也氏も同じ事を言っていました。
これは、ひとつひとつのプレー毎に、コーチが「ああだ、こうだ」と言っても、その選手に自分で考える力が付かないという事です。
大切なのは、ひとつひとつのプレー毎に、自分で今のプレーはベストだったのかを考える事。
何も考えずに、ただプレーしていただけでは、「かしこい」選手にはなれません。

何もない所から良いイメージは湧きませんし、良い判断も出来ません。
コーチをはじめとする色々な人の話しを聞いたり、テレビやビデオでたくさんの試合を見る事で、良いプレーのイメージが頭の中に残ります。
そこから、自分なりに色々考えて、自分のプレーを創っていくのです。
同じ司令塔のポジションでも、中田と中村と小野のプレースタイルは違います。
どのタイミング、どの強さでパスを出すか…
パスなのか、ドリブルなのか…
正解なんてありません、色々な情報を自分に取り入れて、自分で判断しましょう!
土曜日までに改善できるような問題ではありませんが、みんなの道のりはまだまだ長い…頭もフルに使って良い選手になりましょう!

課題ばかり(『ひとり言』はいつもネガティブ?)を書きましたが、もちろん良い所もありました。
得点を奪った時の、直途のパスのタイミングと強さ。
ゴールを決めた圭祐のコースを狙ったシュート。
長時間の攻撃をしのいだ、ガマン強いディフェンス…などなど、他にもたくさんありました。
もっともっと良いチーム、良い選手達になる可能性を大いに秘めている学年だと思います。
その期待も込めての課題の提起です。
チーム一丸となってがんばろう!

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